今年も母と姉が大切にしている家族と一緒に、和歌山県の片男波海水浴場まで出掛けて来ました。
楽しい楽しい小旅行。
日常の雑踏、単調な作業とはこの日はおさらばです。
今年は新しい家族も入り、それと同時にホームを卒業した家族もいます。
去年、一昨年はいた顔も、当然の事ながら今年は一緒に来れず、それが何だか不思議な様であり、体を通り抜ける強めの風が自分の心に突き刺さる様でもありました。
同じ景色の中、その面影を探してしまう。
でも、それでも、それが家族の進歩でもあるんだと、自分に言い聞かせました。
〜そんな気持ちでいると新しい家族に失礼だよ〜
ふと、風からそんな声がした。
そうだよね。
家族で目一杯、楽しもう!
天日と潮風を浴びながら食べる母たち特製弁当は、やはり格別。
あの人が大好きだった食材も、勿論、抜かり無く入っている。
人数分より多いのは母たちの想い。
それを感じ、いつもより余分に食べただろうか。
本当に美味しい。
初めて海に来た時は足さえ浸かれなかった家族も、今では驚くほどその自然と触れ合っている。
それを目の当たりにして、母も姉も仲間も、本当に嬉しそうだ。
それを見るのが僕の楽しみであり、役割だ。
〜凄いね!〜
また、風の声が聞こえる。
やっぱり、気持ちは一緒にいるんだ。
平成二十七年七月十四日
「つよしさん、あなたと見た海の景色は今年も綺麗でしたよ。」
〜家族と海へ〜
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