2015年2月17日火曜日

染めの季節



美しい写真が撮れているのでここに残しておきます。

手の加減がいかにも良い。

ある部分がなおさら輝いているのが楽しくて仕方ありません。

他人には汚れている様に見えても、それが僕には歩んだ証。

手前に奥にへと、いつもそんな部分を探している気がします。

思っている被写体にピントが合い、ぼやっと片隅に映り込んだ時はたまらなく嬉しくなる。


「型絵染教室・型彫り〜紗張り〜糊置き」












*芹沢銈介作「春夏秋冬」模写 生徒作


冬が去り、春がくる。

毎年訪れてくれる自然のサイクル。

しかし全く同じ年などなく、漁獲が良い年、麦が豊潤な年、暖冬、寒夏、様々である。

その中で人間に実りという豊かさを与え、月日を与えてくれる。

汚れもまた、年月の、自らの積み重ねである。


春の訪れと共に、ようやく染めやすい季節が到来致します。

今から腕を、カメラを磨いておこうと思います。








0 件のコメント:

コメントを投稿