2015年12月25日金曜日

2015年12月17日木曜日

LINE



無料通信アプリ…「LINE」。

の、

お話ではありません。


こちら



釣りをする方はご存知。「糸」、です。


つい最近、この釣り糸の驚愕の事実を知った訳であります。

いや、事実というより感覚では真実の方が近い。

絶対的な勘違い(これは真実を知った後だから勘違いと記載する)とは恐ろしいものであり、その強い思い込みが「調べる事」への欲すら脳に伝達しない。

つまりは自分自身の常識。

常識には吸収する術もなく、新たな行動もない。

その間、ウン十年と経過している訳でありました。


「伸度」


フロロ、ナイロン、ポリ、PE。

勿論、全て使用した事がある。

世間一般で言われる感度。


高感度= PE > ポリ > フロロ > ナイロン =低感度


当たり前である。

ベテランといかずとも、釣りを一年でもたしなめばこの図式の感度にたどり着く。

ここからが本題。

いわゆる、今までの常識である感度の理由が下記の図式である。


低伸度= PE  > ポリ > フロロ > ナイロン =高伸度


この伸度の図式も間違いではなく、事実なのだが、問題は「感度」の違いの真実。



ベテランアングラーの方は驚嘆なされい!!w










2015年12月2日水曜日

アコウ





平成二十七年九月二十三日


十月の挿絵。アコウ(キジハタ)。






2015年11月26日木曜日

理想





SAWAMURAグロッキー70
Nogalesネコリグオフセット1/0






2015年8月5日水曜日

続・西江邸〜紅柄〜



以前にUPしましたこの記事。




その時よりいくばくかの月日が流れ、数点ではありますが、自身の作品が出来上がっております。

やはり西江邸の紅柄の上品さと、指先にこもる本物の力強さを感じました。

拙い作品ばかりではありますが、どうぞご笑覧下さいませ。




綿地・半幅帯「貝殻尽くし」




麻地・半幅帯「扇に草花・松竹梅」



麻地・暖簾「道元禅師・本来の面目文」*地色に使用



麻地・壁掛け「父(ふ)と鯉」*部分挿し



と、こんな感じで楽しませて頂いております。

染め教室の生徒さんにも度々味わってもらっているのですが、やはりキャリアの長い人ほどその妙味をよく感じ取ってもらえる様な気がします。

きっと、もう手離せないであろう西江邸の紅柄。

魅了された色から作品を、または図案を構成すると言う、滅多に考えれぬ経験をしました。

最後に、上記「貝殻尽くし」の着姿をUPしておきます。





〜下平清人先生作のゆかたと共に〜








2015年7月16日木曜日

家族と海へ



今年も母と姉が大切にしている家族と一緒に、和歌山県の片男波海水浴場まで出掛けて来ました。

楽しい楽しい小旅行。

日常の雑踏、単調な作業とはこの日はおさらばです。

今年は新しい家族も入り、それと同時にホームを卒業した家族もいます。

去年、一昨年はいた顔も、当然の事ながら今年は一緒に来れず、それが何だか不思議な様であり、体を通り抜ける強めの風が自分の心に突き刺さる様でもありました。

同じ景色の中、その面影を探してしまう。

でも、それでも、それが家族の進歩でもあるんだと、自分に言い聞かせました。



〜そんな気持ちでいると新しい家族に失礼だよ〜



ふと、風からそんな声がした。

そうだよね。

家族で目一杯、楽しもう!


天日と潮風を浴びながら食べる母たち特製弁当は、やはり格別。

あの人が大好きだった食材も、勿論、抜かり無く入っている。

人数分より多いのは母たちの想い。

それを感じ、いつもより余分に食べただろうか。

本当に美味しい。

初めて海に来た時は足さえ浸かれなかった家族も、今では驚くほどその自然と触れ合っている。

それを目の当たりにして、母も姉も仲間も、本当に嬉しそうだ。

それを見るのが僕の楽しみであり、役割だ。



〜凄いね!〜



また、風の声が聞こえる。

やっぱり、気持ちは一緒にいるんだ。



























平成二十七年七月十四日


「つよしさん、あなたと見た海の景色は今年も綺麗でしたよ。」


〜家族と海へ〜








2015年7月9日木曜日

Aine




〜平成二十六年十月十七日〜平成二十七年現在〜


去年から取り組んで参りました、当教室において最も古株の生徒さんの作品です。

図案の構想から半年以上。

想いのある名で全体を埋め尽くし、少しづつ、焦らず丁寧に形を作り、そして彫り進めました。

そんな型紙もようやく紗張りを得て完成。

現在は試し染めの真っ只中と言ったところです。



〜〜〜〜〜



僕なんかより遥かに着物歴が長く、染め、織り、然り。

好きな目として見て来たキャリアが違う。

変わり者と言うだけなら負けませんが、この方が持っている物を見抜く目には何か一歩、僕には足りない。


「こんなの買って来たの!見て見て!」


そんな言葉を聞いた時は、十中八九、僕の目は癒される。

その、物を見る目が審美眼と言うのなら、やはりそれは自分のセンスが大半を占める気がする。


それを目の前にし、何も感じず、永遠に感じない感性もあるだろう。

そんなセンスだってきっとある。

否定はしない。


そしてそれが欲求になり、自分を豊かにする術である事を知っている。

それを無邪気に、無で表現出来るのが羨ましい。

この方の感性を見ていると、自然とそう感じる。


一歩も二歩も、僕は及ばない。


呉服屋に入りたての頃に見たこの方の着物の姿=コーディネートは、今でも僕の礎だ。



〜〜〜〜〜



そんな生徒さんとあって、独自の世界観をお持ちです。


最初から模写を嫌い、型の特性を気にせず、自分の自由を表現する。


言うなれば物作りが好きなのであって、それに至る工程に染めが付いてきている。

そんな感覚。

裏を返せば実に先生泣かせの生徒さんでもあります。


最初から勉強を嫌い、型を理解しようとせず、ルールを守らない。


子供の様な時があり、何故、理解出来ないのかが分からず、ぶつかり合う時もある。

そんな感触。

だからこそ、今回のチャレンジは本当に嬉しく思う。

文字を題材にしたいと聞いた時に、これはチャンスだとピンと来た。

せっかくなら、やはり本質を学んで欲しい。

手本として差し出したのは芹沢銈介氏の「いろは文」。

文字による構成、バランス、そして配色。

それは型を学ぶ事への理想であり、数ミリでの接点、繋がりの有無、鋭角、鈍角の線、配色のバランス。

吸収するべき全てが備わっている。

今回はわずか四文字での構成。

図案には相当苦労し、終盤には嫌な顔も見え隠れしています。

しかし、半年以上の時間を費やして彫り終えた型紙を前に、実に誇らしげな生徒さんの表情がそこには映っています。

事実、彫り終える頃の切れ味鋭い線は、紛れもなく型絵染めの特徴の一つである、引き彫りの線である。

スパッと美しく、それはやがて糊へと受け継がれる。

僕にとって、一つの作品に何年もの時間を費やす事は苦ではない。

しかし、皆んなが皆んなそうとは限らない。


一番の命である図案。そして彫り味。

掛ける時間だけが労では無く、掛かる時間だけもが、労では無い。

本当に本当に苦労しました。

その労が作品へと昇華します。





〜お孫さんの名を冠する染物〜

「Aine」













愛情が形になる瞬間を見れて僕は幸せです。

そして、何より誇らしく思う。








2015年7月1日水曜日

夏の始まり







今日から7月。

梅雨が明ければいよいよ夏も本番となります。

個人的には黄色と藍が主役の季節。

気持ちは既に意識しだし、脳が潤滑油の如くそれを欲してくる。

つまりは僕の中では暑い時期に目に入れたい色なのである。


いつも何処かに忍ばせたく、お出掛けの日には全面に押し出したい色。

そんな感覚。


黄色と言えど、幾つもの種類がある。

先ず間違いなく夏は透明感が重要。

スカッと爽やかなレモン色が好みだ。

甘くいくなら卵色まで落としてみるのも良い。

藍も濃いより薄口。

溶け込み過ぎないように、赤味の効いたパープル系も夏の空には綺麗だろう。

あくまでこれらが主役で周りを固めるならば、紫なら春を引きずった優しい藤色。

緑は薄い鶸色(ひわ)、あるいは明るいペパーミントグリーン。


こんな妄想。


そして今年も、「暑い。暑い。」と発する自分や家族、周りの支えてくれている人達を想像すると、それだけで健全であり、何故だか嬉しくなる。

四季を感じる感性、考える思考、それに応える脳。

くだらないがもしれないが、ここまで成長させてくれた皆には本当に感謝する。

こんなくだらない事が実に幸せである。


2015年の夏を迎えます。


今年も皆が「暑い。」と言える健全な体で過ごせるよう、ここに願います。





〜どんな夏になるんだろう?〜

否。

〜どんな夏にしてやろうか!〜








2015年6月28日日曜日

こどもお茶部














平成二十七年六月二十一日


〜きもの処あだち こどもお茶部〜


敷居の高くないお茶の空間を目指して。

子供たちだって感じる抹茶の味、和菓子の食感。

足の甲に伝わる畳の感触、そして少しの礼儀作法。


決して日本人だからとか和の文化を広めたいとかでは無く、呉服屋という職業を全うする上でたまたま出会ったお稽古事。

そう。僕たちだってたまたま茶道に出会っている。

その中で感じる時の流れ、姿勢。

現代においては特別な空間かもしれない。

しかしその空間に入ると、知らぬ間に背筋がぴんと伸び、いくばくかの緊張感と共に体内へ矛盾の塊が入り込んでくる。

甘い物の後にいただく苦み。

それがまた美味しく、そんな事実に何故だか心が安らぎ、ほっとする。

そんな心との触れ合い、そんな場が一つぐらいあっても良いと思う。


当看板娘、ユリ香が部長を努めます。

〜楽しく、健やかにのびのびと。そして少しの緊張感を以って〜

それが自分のモットーだと話します。



「子供の頃に少しだけ茶道をしていたの♪」



そんなストーリーを付け加えるのも面白いかもしれません。


こどもお茶部に興味のある方は下記まで。



〜きもの処あだちHP〜