〜カンタ刺繍〜
波縫いの刺し子や色々な絵を刺繍することをカンタといいます。
西インド、バングラディッシュの代表的刺繍技法で、遠い仏陀時代には釈迦が貧者から捧げられたぼろ布を寄せ集めて作られたといいます。
ヒンズー教でも回教でも聖者がカンタを身にまとったといわれ、それが庶民の間で脈々とうけつがれ、素晴らしいデザインに高められました。
戦乱や貧困の中で時間のかかるカンタはほとんど消滅寸前でしたが、バングラディッシュの独立後、女性の自立を促す運動の一環として見直されています。
インド人間国宝 細密画家
〜ジャイ・パラカシ〜
代々細密画を家業にする家に生まれ、視力は驚きの6.0を誇る。
インド美術界を代表する天才細密画家。
インドを訪れる国賓に贈呈される肖像画はほとんどが彼の製作によるもの。
近年欧米での評価が高まっている。
1998年にインドの人間国宝にあたるナショナルアワードを受賞している。
細密画…まだ写真技術の無かった時代、インドの王侯貴族が肖像画や宮廷行事の記録を残そうと描かせたのがはじまりといわれています。
細かい表現をするため、リスの毛数本の筆などで描かれ虫眼鏡でないと細部の表現は見えないほどです。
*全て帯地
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